災禍の刻印

 災厄の魔女が捕らえられた。
 奇跡をもたらす神子として崇められるリューグは魔女の処刑に臨むが、その心は晴れなかった。野心に溢れる教皇の道具として扱われているに過ぎないからだ。
 あることを切っ掛けに教会から離れたリューグは、王家と教会の抗争に巻き込まれながらも大切なものを取り戻していく。
「世界がどうなろうと知るものか。俺が大事なのは――」

第一章 虚ろの神子
虚ろの神子 1
虚ろの神子 2
虚ろの神子 3
虚ろの神子 4
虚ろの神子 5
虚ろの神子 6
虚ろの神子 7
虚ろの神子 8
虚ろの神子 9
虚ろの神子 10
虚ろの神子 11
虚ろの神子 12